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那須高原の建築について/那須住販設計事務所


 那須高原は広大でエリアにより様々な表情を見せてくれます。
 エリアにより建物も自然環境に考慮した物が必要となってきます。創業以来1,000以上の物件を取扱ってきた経験を基にした建築についてのポイントをご覧下さい。

土地選びについて

分譲地 定住/セカンドハウス用地は、傾斜地と平坦地のどちらを選ぶかによって大きく意味合いが変わります。まず傾斜地ですが、一般的に眺望を求める方は傾斜地を求める傾向があります。しかしながら傾斜が急な場合には、基礎を始め、各種の工事費用が割高となるほか建築プランも制約を受けることがあります。また、斜面がどの方向を向いているかも重要なポイントとなります。

 次に平坦地について述べますと、平坦地は傾斜地と比べ工事費がかなり安価の上、庭も有効に利用することができます。BBQやガーデニングなど手軽にアウトドアライフを楽しむことに適しているばかりではなく、高原ならではの森林の静かな雰囲気を満喫することがでます。

 

建物選びについて

建物 定住/セカンドハウスを購入する際に二つ方法があります。一つはすでに完成している建売別荘を購入することと、もう一つは更地に自分の趣向に合わせた建物を建築する方法です。建売別荘のメリットはすぐに引き渡しが可能ということと、実際の住み心地を確認することができることです。自身の希望の間取や仕様に合う物件があればご購入の選択に入れて良いかもしれません。

 オーダーメイド建築の場合は、別荘のイメージや細部についてのこだわりを表現することにより、自分の持つ理想を実現することができるメリットがあります。また、地域の気候条件等を良く理解した地元業者を選定することが必要です。地元業者は前述した点に加えて、地元に根差しているためアフターサービスや万一の急な事態にも迅速に対応できるなど、様々なメリットがあることも補足しておきます。

 

建物の工法について

構造 セカンドハウスには、様々な工法が用いられています。その代表的な例として、ログハウス、2×4、在来工法と三つの工法があります。

 まずログハウスですが、自然素材を用いた重厚な雰囲気が魅力の建物です。他の工法と比べると維持に手間がかかる傾向があり、基礎工事費用が割高で傾斜地には不向きなどという制約の多い欠点がありますが、永住の予定がなく、純粋な別荘として利用を考えているアウトドア派の方に需要があります。 

 次に2×4工法ですが、2×4インチの枠とパネルで壁面をつくり、その壁同士を直接打ち付けて空間を作る工法となっています。高気密性、高断熱性が特徴ですが、間取に自由があまり無いことや、構造上窓などの開口部が大きくとることが難しく吹き抜けも不向きという制約があります。また、建築基準法の認定はされていますが、日本では建築実績年数が短いために長期における実際の性能について専門家から疑問視されている側面もあります。

 最後に在来工法ですが、日本で生まれ、日本の風土気候に適す為に日本の建築物の大多数を占める工法で、柱と梁で建物を支える構造となっています。デザインがほぼ自由自在で建築資材も木に限らず様々な素材を組み合わせることができる、企画対応力が高いという特徴を持っています。

 以上三つの工法について説明をしましたが、それぞれの工法の特徴と注意点を考慮した上で自分の考えているセカンドハウス生活に向く建物を検討してみると良いでしょう。

 

建物の仕様について

バリアフリー 最近では定住型のリゾートが増えてきています。定年後の永住地としてご利用される場合など老後のことも考え、玄関から浴室までフルフラットのバリアフリータイプの物を選んだり、階段や廊下などに始めから手摺を付ける様、建物の設計段階から考慮に入れておいたほうが後々にも使い易い家になります。
 また、当社でもこの考えを進め子供からお年寄りまで使い易いユニバーサルデザインの視点も取り入れています。

 

湿気対策について

基礎 通常の一般住宅とは違い、毎日使うことのないセカンドハウスでは部屋を締め切っている時に、室内に等に湿気が溜まり易くなります。

 この対策として先ず基礎ですが、床下が全てコンクリートになるベタ基礎を採用した方が、床下の地面からの湿気を遮断してくれます。その他にもベタ基礎の利点として、耐震性や軟弱な地盤に対しても耐久性があることが挙げられます。傾斜地でベタ基礎が難しい場合には、布基礎に防湿コンクリートを打つなどして湿気対策をする事も可能です。
 また、基礎の換気も基礎と土台の間にパッキングを入れ、換気口を無くした基礎パッキン工法を利用すれば、基礎の全面で換気をする為に湿気がこもりにくくなります。この工法は換気口が無い為、基礎の強度の増加にも繋がります。

 次に家の上部の換気ですが、屋根下の壁面に設置する小屋裏換気口だけではなく、屋根の棟の部分に設置する棟換気も採用した方が換気の効率が上がります。屋根裏や壁面の空気が温まりますと自然に上部へと流れて行きますので、家の最上部にある棟の部分に換気口を設けますと自然に空気が対流し換気を行います。

 

シックハウス対策について

室内 現在、新築の建物に入居した人が体調不良などを訴える“シックハウス症候群”が問題になり取上げられています。建材に含まれるホルムアルデヒドなどの有害化学物質が原因といわれ増加の傾向をたどっています。
 当社では建物の風合を生かすという意味からも、なるべく新建材を利用せず、無垢板のフローリング等の自然素材を利用しています。また、使用する場合でも化学物質の含有量が低い物を利用する様、住む人の安全を考えた設計・施工をしています。

 

建物の工期について

工期  注文建築を考えている方が知りたい情報の中の一つに工期が良く挙げられます。工期は建物の大きさにもよりますが、一般的にどの工法も最短で3ヶ月ほど必要です。しかしながら、途中で梅雨、積雪期、あるいは工事の最盛期などに入ると工期が延長する場合があります。

 

 

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