那須高原は関東平野の最北端にあり、最高峰の那須岳を頂点とした広大な裾野に位置します。古くからの温泉地として有名で明治時代には11の源泉があり、現在ではボーリング技術の発達により100以上もの源泉があるといわれ、温泉が引ける別荘地として全国でも有数の地となっています。
大正時代に御用邸が建設されるなど古くからの保養地として利用されてきた那須高原は東北自動車道や東北新幹線の開通により近年、目覚しい発展を遂げています。
交通について
気軽にセカンドハウスを利用する為、交通アクセスの良いことは非常に重要な条件となります。那須高原は車で東北自動車道浦和I.Cより約148km、東京駅から東北新幹線を利用して那須塩原駅まで約70分と首都圏からのアクセスが非常に良いため、現在別荘地として人気が高まっている要因となっています。また那須塩原駅が始発終点の通勤用新幹線を利用し首都圏まで通勤している方も年々増加しています。
那須までの交通アクセス
気候について
一口に那須高原と言っても広大な裾野に広がる別荘地の標高は様々です。標高600m以上の避暑地としての地域や、冬期でも気軽に利用できる標高500m前後の永住用及び週末住宅用地としての需要に分かれます。標高500m以下の地域であれば降雪量も少なく、通年を通して快適に利用する事が出来ます。
また那須高原は前述のように他の高原型別荘地のように盆地には所在していないので、それらの別荘地と比べ通年を通して気候が穏やかです。
最高気温及び最低気温の比較−1996年度版「観測所気象年報」(気象庁)より
那須セカンドハウスの現在
首都圏から2時間前後という立地に恵まれた那須高原は、他の別荘地と比べ土地の価格が安いという事もあり、現在セカンドハウスの供給が非常に活発になっています。また那須地区は国会等移転の候補地に上がるほど利便性が良く、定住される方も増えています。
現在平均的な物件の坪単価は4万円から7万円で、那須インターまでのアクセスが良く、近くにバス停や商店がある利便性の高い物件で6万円前後です。面積は100坪から120坪までの物件が主に流通しています。
「国会等移転候補地」としての那須地区
国会等移転については平成2年に「国会等移転に関する決議」が採択されて以来、様々な地区が候補地として挙げられてきましたが、平成11年12月20日に「国会等移転審議会」が移転先候補地として東北地域の「栃木・福島(那須・阿武隈)地域」と東海地域の「岐阜・愛知(東濃・西三河北部)地域」の2ヶ所を選定し、首相に対して答申を行いました。
また、「栃木・福島(那須・阿武隈)地域」は、この審議会で以下の点などが評価され、総合評価において最高点の評価を得ました。
・「縦横の高速交通網が整備されており、全国との連携が可能である。」
・「東京との連携に優れ、重都期間にも弾力的に対応できる。」
・「自然と共生しやすく、景観も優れている。」
・「地震への安全性が高く、東京圏の大規模地震にも対応できる。」
→さらに詳しい情報は栃木県の「国会等移転」のページをご覧ください。
|